【本日のオススメ】V.A. / 今池午前2時 (2012)

 
2012年8月、今池伝説のラーメン屋「大丸」が閉店となった。
閉店のニュースはバンドマンの間で瞬く間に広がり、今池の老舗ライブハウスHUCK FINNが「さよなら大丸プロジェクト」を企画。
大丸に別れを惜しむイベントがたくさん行われ、大丸の味を麺の仕入れ先まで突き止めて再現した”犬丸ラーメン”まで登場。
 
そして、2枚組、総勢40組というボリュームのこのコンピレーションも発売された。
 
(ちなみに、イベントのチケット代やコンピの価格は全て大丸ラーメンの中華そばと同じ「550円」だった。)
 
そんな、バンドマンに異常に愛された”大丸ラーメン”。
レコード店ならこのコンピの内容を語るべきなのですが、今回は僕の大丸ラーメンの記憶を呼び起こして残しておこうと思います。
 
・・・
 
当時名古屋でバンド活動をしていたら、一度は耳にする大丸という謎のラーメン屋のウワサ。
・深夜2~5時しかやってない
・行列ができてる
・ソースをかけて食べる
・買い出しに行かされる
・替え玉がうどん
・焼きそばの麺の時はハズレ
・うますぎる
・まずすぎる
などなど…
 
このよく分からないウワサ、全部本当なんです。
 
入店するまでもドキドキがいっぱいなのですが、あまりにも長くなりそうなので一体どんなラーメンだったのかを書こうと思います。
 
見た目でいうと、二郎系ラーメンが一番近いのですが、中身はまったくの別物。
味付けが全くされていない真っ白なもやしが”漫画ごはん”みたいに盛られ、その下に同じく味の無いキャベツ。次は、逆にめちゃくちゃ味が染み込みまくった豚肉ときて、スープの底には竹輪とかまぼこが沈んでいる。
肝心の麺とスープについては、他のキャラクターが強すぎるためあまり記憶に残っていないのですが、、超あっさり中華そばという感じだった気がします。
 
正直、そのままでは食べられない。。
じゃあどうやって食べるかというと、卓上のあらゆる調味料を駆使して食べるんです。
 
美味しいとされていたのは中濃ソース。
ソースの甘味と、めちゃくちゃ美味しいお肉の塩味で野菜と麺をとにかく食べまくる。
これが正解なのかよく分からないままとにかく食べる!
 
そうして食べていると、”替え玉用のうどん”が入った大ざるがカウンターに置かれる。
食べたい人がそこからとって自分のスープへ入れていく。
 
営業終盤に行くと、「もううどんしかないもんで」と中華そば(うどん)の時もあったり、うどんとラーメンがMIXの時もあった気がする。
 
たまに焼きそばの麺の時があって、麺はハズレなのだが、その焼きそば用の粉末ソースを手に入れられた人は勝利。めっちゃうまい(気がした)。
 
店主大橋さんの数々の名言や、買い出しに行かされる話など、まだまだ書ききれないし、どれだけ書いても、知らない人に信じてもらえる自信がない。
 
だけど、午前2時、今池に集まっていたみんなの心の中に残り続ける大丸ラーメン。
このコンピを聞いて時々思い出してください。
 
(ノザキ)

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この記事を書いた人

ノザキ

ノザキ

主にRock(indie、Alternative)が好きです。
中古レコード探し以外にも、国内外アーティストのライブを見に行ったり、BandcampやSoundcloudでインディペンデントな活動をしているアーティストの発掘に力を注いでいます。
また、学生時代からバンド活動を続けており、現在も複数のバンドでドラムを叩いています。

ミュージックファーストのコラムでは、オススメ紹介や新入荷情報以外にも、ライブレポといった私的な体験も執筆させていただいております。
皆さんの音楽生活のお役に立てれば幸いです!