【本日のオススメ】Pavement / Wowee Zowee (1995)
ペイヴメントファンの皆さんに問いたい。
「ペイヴメントの一番好きなアルバム何ですか?」
やっぱり、クルーキッド・レインと答えなかったらウソになるか?
いやいや、ファーストのサマー・ベイヴ(冬Ver.)が一生の名曲。ギャリー・ヤング大好き!
待てよ、ブライトゥン・ザ・コーナーズの完成度にはさすがに脱帽か…。
テラー・トワイライトのラスト、キャロット・ロープで涙腺崩壊するのは私です。
しかし、ようやく答えが決まりました。
ペイヴメントで一番良いアルバムは、今回ご紹介する「Wowee Zowee」です!(2026年5月調べ)
当時Wowee Zoweeをレコードで買った人ってどれくらいいるんでしょう。
CDで18曲55分、正座してぶっ通しで聞くのがいいじゃん!
と意固地にり再発もスルーしてしまった私。
USオリジナル盤は今こんな価格です。トホホ。
まずこのWowee Zoweeというアルバム名から。
これは、1stでドラムを叩いているドラマー、ギャリー・ヤングがハイテンションの時に「ウァーウィーゾーウィー!」と叫んでいたことに由来します。
(さらに元を辿ればフランク・ザッパの曲から)
ギャリー・ヤングのドキュメンタリー映画「Louder Than You Think」で語られていましたが、ギャリーがバンドを離れた後も、アルバムの売上はずっとギャリーに支払われていたそう。
かなり厄介なオジサンだったが、ギャリーが集中している時のドラムは凄かったと皆が語った。
ギャリー無くしてペイヴメント無し!
そんな名前が付けられた本アルバム、サウンドの質感もはやロー・ファイとはかけ離れています。
しかし、作曲の時点でかなり”ロー・ファイ”なのが1stと通ずる!
めっちゃ良さそうな曲がたくさんあるのに、それを平気でぶち壊していくアレンジ。
特に、どの曲も「終わり方がテキトー過ぎる」
“Best Friends Arm”なんか、突然ブツっと途切れるように終わり、曲間なく次の曲へ。
未完成のレゴが乱雑に置かれている感じ。
アルバム全体で見ても、”We Dance”でしっとり始まったとおもったら、二転三転どころか10転くらいして”Western Homes”という変な曲で着地した。
しかし、この「未完成のレゴ」が、どれもめちゃくちゃに良いのが憎い。憎たらしい。
ロックを(時にはスマパンという名前を出し)小バカにしながら、ほら、俺らのロックもおバカでしょ、という態度。
ロックなんて正座して聴くもんじゃない!と言われちゃいそうです。
ペイヴメントの色んなアルバムを聴いて、バンドやスティーヴン・マルクマスへの解像度が上がると、この態度が一番出ているのがWowee Zoweeであることに気が付き、大好きになっていく。
他の盤を味わえば味わうほど、このアルバムも味わい深くなる。
スルメ盤、いや”白メシ盤”とでも言おうか。
さて、さんざん語ってきましたが、もう少しお付き合い下さい。
CDで1時間ぶっ通しで聞く派の私としては、2LPはかなり敬遠してました。
ただ、これSide3までなんですね。。。!
どれどれ、レコードを想像して脳内再生してみると…
結構良いかも!!!
私がいつも正座を崩すのは、だいたいLPだとside2あたりから。
ただ、これがLP片面というサイズ感に収まっていると、曲単体にスポットが当たるのでとっても良さそう。
そして、side2のラストは、せっかく名曲になりそうだったのに、最後のヴォーカル録音でふざけてしまった”AT&T”。
このバランスのとり方がペイヴメントだなぁ~と思います。
あと、LPの裏ジャケ、side4が空欄になっているのも未完成のまま出してます、って感じで良いっすね、、
(余談ですが、Wowee Zoweeがリリースされた半年後、スマパンの”メロンコリー~”がリリースされます。圧倒的完成度のこちらは2時間正座して聞きましょうね。)
だめだ、そろそろ仕事に戻らないと怒られるので、入荷する度にオススメします。
(ノザキ)
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