【本日のオススメ】 Ned Doheny / S.T. (1973)
Ned Doheny / S.T. (1973)
言わずと知れた説明不要の76年作の“ハード・キャンディ”から遡ること3年。73年リリースのネッドのデビュー作の御紹介です。
73年ということもあってか、言わば、プレAORというカテゴリーになるのでしょうか。
もちろん次作の名作ほど、R&B、ジャズ、ソウルのテイストは盛り込まれていないものの、シンプルなアンサンブルと歌が主役の味わい深い1枚。
参加メンバーも、ブライアン・ガロファロ、ゲイリー・マラバー、ジミー・カレッリ等、豪華さには欠けるもののそつのないバッキング。後にデイヴ・メイソン&キャス・エリオットがカヴァーする名曲④でコーラス参加のグレアム・ナッシュ以外はかなり控え目なサポート陣ですが、一体となってこの新人をバックアップ。
彼には珍しく社会に対する不満、異議申立て的な⑨のような硬派の1曲も。
とはいえ、メランコリックな②や⑥のような甘酸っぱいラヴソングがネッドには似合いますよね。
また①のようなロックチューンにおけるギター・プレイもかなりの腕前。
やっぱりベストはシンプルなアコギ1本での弾き語りのバージョンもある⑦。
疲れた時にグラスを傾けながら聴きたい1曲です。
石油商として財を成したLAきっての名家のお坊ちゃんとしても知られるネッド。そんな彼も、もう70代後半ですが、またあのさわやかなシーブリーズのような歌声を届けて欲しいですね。(GUSSAN)
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