【本日のオススメ】 The Bliss Band / Neon Smiles (1979)

1970年代半ばから1980年代前半は、ウェストコーストサウンドが大きく花開いた時期で、特にエアプレイやTotoに代表されるようなサウンドプロダクション、スタジオミュージシャンを適材適所に起用していくスタイルは、日本の音楽業界に計り知れない影響をもたらし、彼らを求めて多くの日本人アーティストがL.A.レコーディングを敢行するようになります。

実はそのウェストコーストサウンドに憧れを抱いたのは日本人だけでなく英国系アーティスト達も同様で、エルトン・ジョンの作詞家としても知られるバーニー・トーピンまでもが西海岸の腕利きを起用してAOR的アルバムを作成したことも。まあ1980年代前半は“猫も杓子もAOR”的時代ではありましたが…。

今回御紹介のポール・ブリスもそういった英国人の1人。
自ら率いるこのブリス・バンド2作目は後期ドゥービーを想起させるようなサウンドが魅力の1枚。

以前御紹介のダン・シールズも取り上げたダンサブルチューン②はやっぱり名曲。
また初期のペイジズを彷彿させるようなアレンジとコーラスワークが魅力のオープナー①や、ブリスの片腕的存在でもあるフィル・パーマーのギターが唸りを上げる⑨は、まさにドゥービーの“ミニット・バイ・ミニット”収録のハードロッキンナンバー“轍を見つめて”を思わせる1曲。

イチ押しは変拍子のハネ系ナンバーで、映画産業のメッカでもあるハリウッドを唄ったアップテンポナンバーの③でドライブ感が抜群!

英国系アーティスト達が産み出したAOR系作品では、個人的にエイドリアン・ガーヴィッツの79年作“スウィート・ヴェンデッタ”や、“デュークス”の82年作と同じ位好きな1枚です。(GUSSAN)


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この記事を書いた人

GUSSAN

GUSSAN

70年代から80年代にかけてのAOR~ヨットロック、ウェストコーストサウンドとバスフィッシングをこよなく愛するGUSSANと申します。
我が相棒、フェンダーストラトキャスターと共にAORギターの名演を探求する旅をしています。
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