【約70タイトル掲載!】 80年代メタル・レコードの『 どうしてそうなった?!』脱力イラスト・ジャケット集!
CONTENTS
悪魔、ゾンビ系
Dark Wizard – Devil’s Victim (1984)
【内容の推し度】★★☆
チーズっぽいがキャッチーなパワメタ・サウンド。スピード・メタルA2とA3はグッド。

ジャケに一言:海外のモンスターもちょんまげってするのかね…?
Steel Vengeance – Call Off The Dogs (1985)
【内容の推し度】★★☆
ガリつくギターと歌えるVo、スピード・ナンバーがA1のみなのが惜しいがレベルは高め。メロの良さも安定した80年代王道メタル。

ジャケに一言:全然昔っぽくなくて今っぽい。秀逸。
Rogue Male – First Visit (1985)
【内容の推し度】★★☆
モーターヘッド色が濃厚なスラッシュ寄りのハードコア・クロスオーバー・メタル。Voはガナリ系、なぜかエコー気味なサウンドも独特。

ジャケに一言:ターミネーターが放映された翌年発売です。(つまり)
Turbo – Kawaleria Szatana (1986)
【内容の推し度】★★★
ダミ声、ポーランド語、哀愁、テンションも高めのスピード・パワー・メタル。けっこうイイ気がする。

ジャケに一言:透けとおだら。
Dead End – Dead Line (1986)
【内容の推し度】★★☆
邦メタルここにあり、と証明したエピック作。実は個人的にベースが凄いと思っている。

ジャケに一言:J-メタルといえばこのジャケのイメージが強い。
Coven – Blessed Is The Black (1987)
【内容の推し度】★★☆
スラッシュぎみのダークな轟音パワー・メタル。吠えるVoとハードコアなファストな曲はいいがミドル曲との落差が気になる。

ジャケに一言:夢に出そう。
モンスター、アニマル、昆虫系
Praying Mantis – Time Tells No Lies (1981)
【内容の推し度】★★☆
ツインリードと哀愁の美メロが舞うメロハーの元祖的ファースト。必ずや通るべき1枚。

ジャケに一言:カマキリ・ジャケといえばこれ。
Samson – Before The Storm (1982)
【内容の推し度】★★★
ブルース・ディッキンソン脱退後のアルバムだが、トータル的にパワフルなサウンドも熱いミドル重視な男気パワー・メタル。ブルースじゃなくても悪くない。

ジャケに一言:志村うしろうしろ~!
White Wolf – Standing Alone (1985)
【内容の推し度】★★☆
清涼感もあるメロハーで、実はなかなかレベルが高く80年代メロハーの隠れ名盤とされてます。

ジャケに一言:ゆるキャラの元祖。
Hatrik – The Beast (1986)
【内容の推し度】★★☆
王道メタルでありながらテクニックもアルバム全体の疾走感もなかなか。乾いたドラムは好みだし、初期メイデン好き必聴かも。

ジャケに一言:すぐやられるラスボス感。
Digger (Grave Digger) – Stronger Than Ever (1986)
【内容の推し度】★☆☆
グレイヴ・ディガーが名義も変え、まさかのシンセ入りハードポップ路線への異色作。数曲ファスト・ナンバーもあるし意外に聴けます。

ジャケに一言:ドナルドダック …だよね?
Gravestone – Creating A Monster (1986)
【内容の推し度】★★☆
バランスのとれたドイツのパワー・メタル。まあまあレベルは高いですけど、突出して良くもない。

ジャケに一言:よく「左から撮って」て言うよね。
Artillery – Terror Squad (1987)
【内容の推し度】★★★
切れ味や攻撃力だけではなくテクもあるスリリングなデンマーク・スラッシャー。ハードコア・スラッシュ、ファスト・スラッシュ好きはマストな1枚。リフもかっこいい。

ジャケに一言:これがまかり通る中2感、たまらんな。
Adrian – One Step Into The Uncertain (1987)
【内容の推し度】★★☆
ソリッドなツインギターとキーボードが織りなすパワフルな正統派メタル。スピード・ナンバーも意外に良いし、ギターもなかなかセンスある。

ジャケに一言:軽装すぎない…?
Thor – Mata A La Bestia (1989)
【内容の推し度】★★☆
Voはスペイン語だが、これぞパワー・メタルなゴツゴツしたサウンドがとにかく熱い。ハロウィンのファーストみたい。

ジャケに一言:右右右右!!
意味不明系
V.A. – Live And Heavy (1981)
【内容の推し度】★★☆
名バンドがずらりと並び、王道HR/HMの極初期名曲でセレクトされた入門編コンピレーション。

ジャケに一言:クリムゾン宮殿、越えたな。
Eastern Orbit – Future Force (1982)
【内容の推し度】★☆☆
ジャパニーズ・プログレ・メタルの先駆的作品。どの曲もレベルが高いけどSFプログレなシンセが好みを分けそう。

ジャケに一言:新型メリーゴーラウンド?どういうこと??
Far – Gladijator (1983)
【内容の推し度】★☆☆
ラフなサウンドは70sハードに近い。鍵盤のアレンジのミスマッチ感をどう楽しむかがポイント。

ジャケに一言:「腹筋の溝にスマホ落としたら二度と取れないわ!電波も届かない!」て煽りコールきそう。
Evo – Animal De Ciudad (1983)
【内容の推し度】★★☆
スピード・ナンバーもミドルも好バランス。パワー・メタル寄りの正統派NWOBHMなサウンド。豪快なギターはいいがボーカルの細さが気になる。

ジャケに一言:「すみません、SASUKEの受付ってどこですか?」
Highway Chile – Storybook Heroes (1983)
【内容の推し度】★★☆
NWOBHMからの影響丸出しで、ヘヴィ・ミドルで聴かす正統派オランダ・メタル。可も不可もないがメロハー好きもいけそう。

ジャケに一言:てか、砂漠に楽器いる??
Sound Barrier – Total Control (1983)
【内容の推し度】★★☆
黒人のみで結成された当時は珍しいメタル・バンド。これぞ80s王道メロハーなサウンドを聴かせてくれる。だが突出したナンバーがないのが惜しい。

ジャケに一言:さいしょ鎖骨が目に見えたんだよな~。
Tormentor – Goddess Of Love (1984)
【内容の推し度】★☆☆
ベルギーのバンドですが、メロハー手前のアメリカン・ハードな印象。フランジャーががったギターがかっこよいが…。

ジャケに一言:シン・ウルトラの母
Eric Steel – Eric Steel (1984)
【内容の推し度】★★☆
アーシーでラフな、いなたいアメリカンハード。熱苦しいボーカルとラウドなギターはLAメタルやグリッターR&Rタイプのサウンド好きにハマりそう。

ジャケに一言:いったい何をアップで見せられてるんだろう…。
Samurai – Sacred Blade (1984)
【内容の推し度】★★★
日本のバンドではなくTOKYO BLADEのような海外バンド。テンションの高い正統派メタル好きにおすすめ。意外にレベル高いです。

ジャケに一言:ニホン!スシ!ニンジャ!サムライ!
Warriors – Warriors (1984)
【内容の推し度】★★☆
これはユーゴスラビアのウォリアーズ。アメリカン・ハードぽさとメロハーの中間音。ボーカルはハイトーン系。

ジャケに一言:「このレコードって、オリジだよね?」
The Datura – One Night Dream (1985)
【内容の推し度】★☆☆
女性ボーカルの正統派邦メタル。サウンドが弱いけど後半のライヴ・テイクで少し盛り返す。

ジャケに一言:月9。
Sortilège – Hero’s Tears (1985)
【内容の推し度】★☆☆
泣きのギター、スピード感、アレンジも良しなメロパワ。どの曲も安定はしているし悪くはないが印象に残らず…。

ジャケに一言:黒目デロマエ。
Mass – New Birth (1985)
【内容の推し度】★★★
全曲も明快なメロディーとアレンジで爽快!スケールもデカく、音もソリッドでいい。レベルの高いメロハー。

ジャケに一言:ミステリーサークルで NEW BIRTH。
Mysto Dysto – The Rules Have Been Disturbed (1986)
【内容の推し度】★★☆
ハイトーンでキンキンVo(ちょいデスもあり)が大丈夫ならスピード・メタル好きは抑えてもいい1枚。

ジャケに一言:これが噂の新型モグラ叩き。
Vodu – The Final Conflict (1986)
【内容の推し度】★★☆
スピード重視でありながら純メタルっぽさもよいバランス。ただしサウンドは軽めでVoは微妙。

ジャケに一言:なにがなんだか…。
MP – Bursting Out (1986)
【内容の推し度】★★☆
ガナリぎみのVoとハードっぽさも魅力。アレンジ力もなかなか侮れない。ジャーマンなのにLAメタルぽく聴こえるのも不思議。

ジャケに一言:MPガアラワレタ。ドウスル?
Steel Crown – Sunset Warriors (1986)
【内容の推し度】★☆☆
イタリアでありながらNWOBHMぽさ全開なバンド。G,B,Dr全員ウマいが Voだけ弱いしサウンドが軽め。でもそこに萌え。

ジャケに一言:その恰好で戦うの無理じゃね? てか足ながっ。
Railway – Climax (1987)
【内容の推し度】★★☆
メロよりキャッチーなコーラスでゴリ押す、メジャー作に匹敵するほどサウンド・プロダクションが素晴らしいメロハー寄りのメタル。

ジャケに一言:「わたしアベンジャーズに入りたーい!!!」
Sacred Child – Sacred Child (1987)
【内容の推し度】★★☆
ミドル・ヘヴィの歌物でたたみかける純ハードロック・アルバム。レベルは低すぎず高すぎず。

ジャケに一言:このジャケで発売することが凄いよね。
Raven – Nothing Exceeds Like Excess (1988)
【内容の推し度】★★☆
とにかくハイエナジーとテンションで突き抜ける、スピード重視のフルスロットル・メタル・アルバム。

ジャケに一言:昔よく少年マガジンの裏表紙にこういうの載ってたと思う。
Pandemonium – The Kill (1988)
【内容の推し度】★★☆
ほんのりダークなんだけど、LAメタル直系なサウンドにニンマリ。けっこうベースが前に出てくるのもオモロイ。

ジャケに一言:全てがユルすぎない…?
Hades – If At First You Don’t Succeed (1988)
【内容の推し度】★★★
ギターリフもなかなかかっこいい テク有りなメロディアス・スラッシュ。初期アンスラックス好きにおすすめ。俺は好きなタイプ。

ジャケに一言:やっぱプッチンプリン派だよね。
Mad Butcher – Metal Meat (1988)
【内容の推し度】★☆☆
タイプとしては正統派メタルだしギターのキレは良いが、Voがやけに落ち着いてて独特。

ジャケに一言:いや、そもそも目がイっとる。
Running Wild – Port Royal (1988)
【内容の推し度】★★☆
期待を裏切らない安定した男気パワー・メタル。結局みんなこれだよな~って言いそう。

ジャケに一言:これが本来あるべきF4。
Uncle Slam – Say Uncle (1988)
【内容の推し度】★★★
ゴツゴツにハードなファスト・ミクスチャー・スラッシュ。どの曲も高水準、音も良い。ソドム好き必聴。

ジャケに一言:「ぱわーーー」
Battle Bratt – Battle Bratt (1989)
【内容の推し度】★★☆
ハイトーン・ボーカル、生々しいドラムの鳴り、純度200

ジャケに一言:あなたはどれ推し?
Fatum – Mania Szybkości (1989)
【内容の推し度】★★☆
メタルっぽいジャケットに反して、AORもあったり重厚なアレンジと泣きメロもあるシンセ・メロハー。

ジャケに一言:二度見するよね~。
Evildead – Annihilation Of Civilization (1989)
【内容の推し度】★★★
ギターリフもかなりセンスのよい技巧派なハードコア・ファスト・スラッシュ。スレイヤーやデス・エンジェル好きにおすすめ。

ジャケに一言:「そろそろ水風呂、行く?」
まとめ
いかかだったでしょうか。少しでも80sHR/HMの魅力が伝わったでしょうか?
実は以前『1980-90年代のハード・ロック/ヘヴィ・メタル 初期盤 帯付CD 買取価格付 ディスク・レヴュー』というコラムで初期盤CDに絡めて85~95年のHR/HMのディスクガイド・コラムを書いています。
言葉では伝えづらいこの熱量をどうやって届けようかと考えついた結果、
受け売りのインフォメーションはせず、掲載した全作品を CD、レコード、Youtubeなどで聴き、
頭から煙を出しながら少ない比喩力を逆手に「わかりやすくコンパクト」に、このコラム同様自分の言葉と感想のみで140タイトル全作品にレヴューを書いてます。
そちらも時間があるときにでも読んでくれたら嬉しいです! ↓
また何らかのテーマでHR/HMコラムが書けれたらいいなと思ってます。
ご愛読ありがとうございました。SEE YA!
