デスメタルとは? 歴史・音楽的特徴・代表バンドを徹底解説|CD レコード 買取コラム

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デスメタルの代表バンドと名盤 10選

ここからは、デスメタルの歴史を語る上で絶対に避けては通れない代表バンドと、その金字塔的な名盤を紹介します。
これらのオリジナル盤のLPレコードは、現在音楽市場において非常に高い評価を得ており、高価買取の対象となるケースが多発しています。

Death『Human』(1991年)

ジャンルの創始者チャック・シュルディナーの金字塔
デスメタルの生みの親であり、若くして亡くなった天才 チャック・シュルディナー(G/Vo)率いるDeath。
彼らの4作目にあたる本作は、それまでの野蛮なデスメタルから一線を画し、超絶技巧のミュージシャンたち(Cynicのメンバーら)を迎えて制作されたテクニカル・デスメタルの最高峰です。
緻密に計算されたリフと、ジャズ調のアプローチすら感じさせるドラミングは、ジャンルの可能性を無限に広げました。

 


Cannibal Corpse『Tomb of the Mutilated』(1992年)

王道USデスメタルの帝王
デスメタル史上最も売れたバンドであり、その凄惨なアートワーク(あまりの過激さに一部の国では発売禁止処分となった)で知られるカンニバル・コープス。
彼らの3作目である本作は、地を這うようなクリス・バーンズ(初期Vo)のガテラル・ボイスと、重戦車のように突進するグルーヴが完璧に融合した金字塔です。
1曲目の「Hammer Smashed Face」はデスメタル界の国歌とも言える知名度を誇ります。


Morbid Angel『Altars of Madness』(1989年)

フロリダ・シーンの邪悪な旗手
モービッド・エンジェルが放った衝撃のデビュー作。中心人物であるトレイ・アザトース(G)が繰り出す、まるでブラックホールに吸い込まれるかのような邪悪で不穏なギターリフと、ピート・サンドヴァル(Dr)による世界最速クラス(当時)のブラストビートは、世界中のメタル・ヘッズの肝を抜きました。
この「邪悪さ(オカルト・サタニズム)」の美学は、後のブラックメタル・シーンにも多大な影響を与えています。

 


Entombed『Left Hand Path』(1990年)

スウェディッシュ・デスメタルの先駆者
前述した「チェンソー・トーン」を世界に轟かせた、北欧デスメタルの絶対的マスターピースです。アメリカのタンパ・サウンドに対抗し、ストックホルムのサンライト・スタジオでプロデューサーのトマス・スコグスベリと共に作り上げたその音像は、ドロドロとした歪みと、パンク/ハードコア由来の突進力に満ちています。
ジャケットアートの美しさも含め、フィジカルで所有したいコレクターが後を絶たない一枚です。

 


Carcass『Heartwork』(1993年)

医療用語からメロディへの革命的転換
イギリス・リヴァプール出身のカーカス。初期は内臓や医療用具の写真をジャケットにあしらい、医学用語を羅列した歌詞で「ゴア・グラインド」というジャンルを確立しましたが、本作『Heartwork』で劇的な進化を遂げます。
全編に美しく、しかし冷徹なツインギターのメロディを導入し、「メロディック・デスメタル(メロデス)」というジャンルを決定づけた歴史的名盤となりました。
ギタリストのマイケル・アモット(後にArch Enemyを結成)の才能が爆発した作品であり、音楽的なクオリティの高さから、常に需要が尽きません。

 


Obituary『Cause of Death』 (1990年)

地を這うヘヴィネスと独自のグルーヴを確立したフロリダの重鎮

フロリダ・デスメタル・シーンの最盛期において、圧倒的な「遅さと重さ」という新たな価値観を提示したのがオビチュアリーです。彼らのセカンド・アルバムである本作は、ジャンル屈指の名盤として今なお崇められています。
最大の武器は、ブラストビートに頼り切らない地を這うようなミドルテンポの重厚なグルーヴと、ジョン・タルディ(Vo)の「内臓を吐き出すかのような」唯一無二の絶叫グロウルです。
さらに本作では、技巧派ギタリストのジェームズ・マーフィーが参加したことで、不穏ながらも美しいギターソロが加わり、楽曲の芸術性を一気に引き上げました。

 


Deicide『Deicide』(1990年)

反キリストの狂気を体現したフロリダ最凶の衝撃作
フロリダ・シーンの全盛期に、最も不穏で容赦のないサタニズム(悪魔崇拝)を掲げて登場したのがディーサイドです。
フロントマンのグレン・ベントンが自身の額に逆十字の焼き印を押していたことでも物議を醸しました。
彼らのデビュー作である本作は、一切の妥協を排した超高速のブラストビートと、グレンが駆使する「低音グロウルと高音スクリームを同時に重ねるツイン・ボーカル・スタイル」が強烈なインパクトを残しました。
モリスサウンド・スタジオによる極上のイーヴル・サウンドが堪能できる一枚です。

 


Suffocation『Effigy of the Forgotten』(1991年)

ブルータル・デスメタルの始祖であり、現代デスコアのルーツ
ニューヨーク出身のサフォケイションが発表したこのファースト・アルバムは、デスメタルをさらに過激で複雑な領域へと押し進め、「ブルータル・デスメタル(ブルデス)」というサブ・ジャンルを確立した歴史的一枚です。
彼らの最大の特徴は、超絶的なテクニックで展開される複雑な変拍子と、現代のデスコアの代名詞である「ブレイクダウン(楽曲のテンポを落として重さを極限まで強調するパート)」の原型を作り上げた点にあります。
この独特の構造は、のちのハードコア・パンクやモダン・メタルシーンにも多大な影響を与えました。

 


At The Gates『Slaughter of the Soul』(1995年)

ヨーテボリ・サウンドを完成させたメロデスの最高峰
スウェーデンのヨーテボリから登場したアット・ザ・ゲイツの4作目であり、彼らの最高傑作と評されるアルバムです。Carcassの『Heartwork』と並び、メロディック・デスメタル(メロデス)の教科書として後世に語り継がれています。
それまでのデスメタルの泥臭さを削ぎ落とし、スラッシュメタル譲りのキレのある高速リフと、胸を締め付けるような悲哀に満ちた美しいメロディを完全融合させました。
このアルバムのサウンドは、2000年代以降のアメリカのメタルコア・ムーブメント(Killswitch EngageやAs I Lay Dyingなど)のダイレクトなルーツとなりました。

 


Meshuggah『Destroy Erase Improve』(1995年)

ヘヴィ・ミュージックの概念を覆した、ジェント(Djent)の先駆者
スウェーデンが誇る怪物バンド、メシュガーのセカンド・アルバムです。
彼らの音楽はデスメタルをベースにしながらも、ポリリズム(異なる拍子を同時に走らせる技法)や変拍子を極限まで突き詰めた、前人未到のサウンドを提示しました。
一聴するとリズムが崩壊しているかのように聴こえますが、寸分の狂いもなく正確にシンクロする超人的な演奏技術は、メタル界のみならずジャズやフュージョンのリスナーからも驚愕の目で見られました。
近年、彼らのスタイルを追随する「ジェント(Djent)」という一大ジャンルが生まれたことで、過去作の評価がさらに高騰しました。

 

デスメタルのCDを売るなら:
高価買取のポイント

もし、ご自宅にコレクションしていたデスメタルのCDが眠っている場合、現在のメタル再評価の波や世界的なコレクター需要の中で、思わぬ高額査定が飛び出す可能性があります。
特にエクストリーム・メタル系のファンは、配信ではなく「フィジカル(現物)」としてのCDを強く求める傾向があります。査定額を大きく左右するポイントを2つ解説します。

初版盤・オリジナル盤、国内盤の「帯」は査定額が大きく変わる

CD買取において最も重要視されるのは、そのCDが発売当時にリリースされた「初版盤(オリジナル盤)」であるか、後年に音質を調整して再発された「リマスター盤」であるかという点です。

デスメタルの場合、リマスターされる前の初期盤ならではの、みずみずしく生々しい音像を好むマニアが多く、Earache、Metal Blade、Roadrunnerなどのレーベルから当時発売された初期プレス盤CD(ファースト・プレス)にはプレミア価値がついているケースが多々あります。

また、日本国内で流通していた「日本盤CD(国内盤)」は、海外市場で驚くほどの高値で取引されています。
その最大の理由が、ジャケットの左側に巻かれている「帯(おび)」の存在 です。
さらに、当時のトイズファクトリー(TOYS FACTORY)やロードランナー・ジャパンなどからリリースされた日本盤には、海外盤にはない「ボーナストラック」が収録 されていることが多く、これがコレクション価値をさらに跳ね上げています。
帯付きの初期盤CD」は、今や世界中のコレクターが探し回るメガレアアイテムなのです。

状態と付属品がCD買取価格を左右する

コレクターが求めるのは、当時の雰囲気をそのまま残した美しいコンディションです。査定に出す前には以下のポイントをチェックしてみてください。

  • ディスク盤面の状態: 再生に影響があるような深いキズや、長期保管による曇り、カビがないか。
  • ジャケット・ブックレットの状態: ケースの爪で押された跡、破れ、湿気によるヨレやシミがないか。
  • 付属品の有無: 前述の「帯」はもちろん、解説書、対訳、ステッカーや応募券などの初回封入特典が残っているか。

レコード盤(LP)も世界的な争奪戦に

ここまでCDの価値について解説してきましたが、もし同じ時代の「アナログレコード(LP盤)」をお持ちであれば、そちらも絶対に見逃せません。

デスメタルが全盛期を迎えた1980年代末〜1990年代前半は、音楽メディアの主役がCDへと完全に移行していた時期でした。そのため、当時のデスメタルのレコードは「流通数が極めて少ない」という特徴があります。

EaracheやMetal Bladeといった主要レーベルの当時モノのオリジナル盤(初期プレス)は、ジャケットのアートワークの巨大さも相まって、現在世界中のコレクターが血眼で探している美術品のような扱いになっています。メインである日本盤帯付きCDのコレクションとともに、もし当時のアナログ盤が眠っていれば、思わぬ驚きの査定額が飛び出す可能性を秘めています。

 

当店でも過去に “デスメタル/ブラックメタル特集” を開催したことがあります

当店は新品の取り扱いがなく、中古盤の買取・販売専門店です。
そのため、お客様にお譲りいただいた大切なお品物があって初めて、魅力的な店頭企画やセールを立てることができます。

過去には、デスメタル/ブラックメタルのコアなCDコレクター様から素晴らしいコレクションを大量にお譲りいただいたこともございました。その際のセールの様子は、ぜひ こちら からご覧ください。
(お譲りいただいたコレクター様、その節は誠にありがとうございました!)

もちろん、皆様に直接お店へ足を運んでいただき、こうした貴重な名盤を手に取って楽しんでいただきたいのですが、そのためには日々の「買取」が何よりも命となります。

もし、大切にしてきたコレクションの売却先でお悩みでしたら、ぜひ当店への売却をご検討いただけたら幸いです。ご参考までに、当店がこれまでに買い取らせていただいた一例をこちらでご紹介しております。

デスメタル/ブラックメタルの買取実績はこちら

 

まとめ:デスメタルは激烈さと芸術性を兼ね備えた音楽ジャンル

デスメタルとは、単に過激さを追求しただけの音楽ではなく、スラッシュメタルの進化系として、高度な技術、綿密なレコーディング手法、そして独特のホラー的・哲学的な美学によって構築された「純然たる芸術」です。

DeathやCannibal Corpse、Carcassといった先駆者たちが遺した名盤は、今なお色褪せることなく、新しい世代のミュージシャンやリスナーを刺激し続けています。
そして、1990年代当時の熱気と音像をそのまま閉じ込めたCDとレコードは、今や歴史的遺産として、中古市場でかつてないほどの価値を持っています。

もし、かつて夢中になって集めたデスメタルや、メタル系のレコードがお手元にございましたら、ぜひその価値を正しく評価できる専門店へ査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
そこには、あなたが想像する以上の、熱狂的なコレクターたちの需要が待っています。