【本日のおすすめ】 グランド・ブダペスト・ホテル (2014)

【本日のおすすめ】
グランド・ブダペスト・ホテル (2014)
監督:ウェス・アンダーソン

ホリデイシーズンは楽しい映画をお家で観たくなる。

そういう一本、ないかな~とDVDコーナーを眺めていたら最高の「グランド・ブダペスト・ホテル」があるじゃない。今日はこちらをオススメします。

ファンシーで独特の画面、ユーモラスでちょっとシュールな抜け感もあるウェス・アンダーソンの映画は多くの人に愛されていますが、本作は別格!

いろんな人物があちらで/こちらで集まったり離れたりする群像劇=グランド・ホテル形式(まさに)。

全員キャラが立っているし、会話はウィットに富んでいるし、衣装から小物にいたるまでウェス監督こだわりの用意周到な舞台美術に目を奪われっぱなし。絵本の世界に迷い込んだみたいで、童心に戻ってしまうよ、こんなの。キューブリック・オマージュ?な画面にも惹かれる。

こんなにキュートでコメディタッチなのに、殺人犯が紛れ込んでいるという刺激的なサスペンス&ミステリー。

アレクサンドル・デスプラによる無国籍な劇伴も相まって、ここではないどこかのお伽噺にワクワクしながら耳を傾けているような気持ちに。それこそ、特大ケーキを頬張って、暖炉の前にいるような、ね。

映画史における名作群にも並べられる、風格漂う現代の古典。面白くて、楽しくて、ハラハラして、幸せになれる。絶対的におすすめ!です!!

(A.K.)