【本日のオススメ】Byard Lancaster / It’s Not Up To Us (1968)

若い頃からアーチー・シェップ、エルヴィン・ジョーンズやサニー・マレイ、サン・ラとも共演、切磋琢磨した仲間にはソニー・シャーロック、デイヴ・バレルというバイアード・ランカスターの初リーダー作。

このアルバム好きで好きで。
特にタイトルトラック「It’s Not Up To Us」そしてアルバート・アイラーに捧げられた「Mr. A.A.」が◎。
素朴で美しいメロディに心奪われます。

フリー/スピリチュアル・ジャズにはスケールの大きいものの存在を感じさせる曲もありますが、バイアードのこれら曲はもう少し身近な感じがするところが特にお気に入り。

ほかの曲も(中には難しめな曲も含まれますけど…)なかなか良いです。
裏の主役、ソニー・シャーロックのギターも聴きどころ満載。

作品タイトルは「それは私たち次第ではない」という意味になるそうで。
バイアード自身によれば「人生の結果は人間の努力やコントロールではなく、神の手に委ねられている。手放すことで真の自由を得る。」という彼の哲学を一言で表したものだそう。

仏教でも似たような考え方があったような…。
景色の良いとこでこんな音楽を聴きながら頭空っぽにしたい。

バイアード・ランカスター、オススメです。(岩井)


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