【本日のオススメ】Kurt Rosenwinkel / Caipi (2017)

ジャズをベースに多ジャンルを横断するギタリスト/作曲家/プロデューサー/マルチインストゥルメンタリスト/レーベル主宰者、カート・ローゼンウィンケルです。
この作品はポスト・ロックやオルタナティブ・ソウルとか好きな人にもハマるかも。近年のブラジリアンSSWやMPBファンにも。レンジの広い作品だと思います。

ともあれ彼の事や本作についてはWebにあるいろんな記事のほうが詳しいのでぜひそちらで🙇‍♂️

2015年1月、わたしはディアンジェロのブラック・メサイアというアルバムに心を奪われてしまいそれ以外では感動できない、ゴロワーズを吸ったことがあるかい状態となりました。

何を聴いてもいまいちハマりきれず悪い呪いにかかったような気分。

そんなわたしに差し込んだ一筋の光がこのアルバム。
全ての音が新鮮で、モノクロだった景色が突然カラフルに見えだしたような。ウキウキし過ぎて観葉植物なんか買ったりしてました。

そして”次は南米ブラジルの山の方行ってみやー”と示してくれたアルバム。  
ある意味ウェイン・ショーターのネイティブ・ダンサー級な名作とリアルタイムで出逢えたことは本当に嬉しい。

このアルバムをきっかけにペドロ・マルティンスやアントニオ・ロウレイロ、アルバムには参加していないけどツアー・バンドに抜擢されていたフレデリコ・エリオドロといったミュージシャンを知れたのも嬉しい。

マスターピースの予感しかない一曲目から素晴らし過ぎるオススメの一枚です。（岩井）