【本日のオススメ】Charlie Hunter Quartet / Natty Dread (1997)
このアルバムめちゃくちゃ良いです。
D’Angeloのアルバム「Voodoo」に入っている”Spanish Joint”という曲好きで、ここでベースとギターを演奏したのがこの人。
同アルバム収録の”The Root”もそう。
Instagramをボケーッと見ていたらCharlie Hunterが”Spanish Joint”を演奏しているショート動画が流れてきて。
思い出したので本日はこのアルバムを。
Charlie Hunterは7弦/8弦の特注ギターを使い低音弦でベースライン、高音弦でコードやメロディ、それを同時に演奏する特殊なスタイルのギタリストでして。
「一人でベースとギターをやるので技術的な制限があり複雑なフレーズは弾くことができない。しかしそのおかげで低音パートと高音パートの、主にリズムの部分で息の合った演奏ができる。なぜなら同じやつが演奏してるから。」というような内容のインタビューを読んだ記憶が。
今回取り上げた作品はタイトルの通りBob Marley & The Wailers「Natty Dread」のカバーアルバム。
リズムに対して並々ならぬ関心を持つCharlie Hunter、The BeatlesやCurtis Mayfieldといったカバー候補の中でリズムの再構築対象として面白そうだったのがレゲエだったとのこと。
レゲエのグルーヴは一切登場せず、レゲエの背後にある米国の古いポップスやジャズ、R&B、ラテンなどのルーツ音楽の要素を聴き手に発見させるようなアレンジはとても面白い。
ファンキー・ソウルジャズ”Lively Up Yourself”、Tennessee Waltzで始まる”No Woman, No Cry”、ニューオリンズな”Natty Dread”、大らかなグルーヴが気持ちいい”Talkin’ Blues”も◎。
ベースとギターパートに耳を傾けて聴いてみても楽しいし、ただただカルテットの演奏にゆだねても良し。
なおオルガンのような音も聴こえますがこれも彼のギター。
オススメです。(岩井)
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