【本日のオススメ】トッド・ラングレン / “ラント”ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン (1971)

トッドの名盤2nd!
“Something / Anything ?” と並ぶ、私的思い出込みならダントツ1位の作品です。
そんな、超個人的思い出レビューをお届けします。

昨年までかなーり忙しくてキビシー仕事をしていて、ツラーイ日々を過ごしていた私。
こんなに頑張ってるんだから良いレコードに出会えないはずがない!と、休みの日にはレコード店へ通っていました。そんな中出会ったのがこのレコード。ずっと探してたので、とても興奮したのを覚えています。

それからは、仕事からヘトヘトで帰ってきてこのレコードを聴いて泣く、という日が何日もありました。(精神的にかなりまいってたんだな。。)

僕の涙腺崩壊ポイントは6曲目(LPではA面ラスト)の”Chain Letter”
出だしのアコギのコード進行だけで、なぜかグッとこみ上げてくる。。!
そこから甘いメロディーの弾き語り、バンドインで一気にロックサウンドへ、ラストは長尺のギターソロ。

歌詞は、「こんな歌を作ろうと思ったんだ」~「この先言葉が浮かばなかったら…」~「これがこの歌のエンディング」のように、リアルタイムにこの曲のことを歌っています。
そしてラスト、「明日僕が死ぬとしても、この歌はきっとまだ続いているだろう…」と歌い、「Carry on …」と叫びながら、全体の半分の時間を占めるギターソロに突入します。

自分の一生と重ねたこのメタ的な歌詞、どこか人生を諦めているようですが、最後のこの一節で、音楽には大きな希望を抱いている、トッドの気持ちが現れていると感じます。
そして、それはこの首吊りロープを巻いてピアノの前に座るジャケットともリンクします。

それが当時疲れ切っていた僕にブッ刺さってしまい、ほどなくして仕事を辞めるのでした。

・・・

弊社は求人応募の際、「好きなアルバムベスト3」を送るという風習があります。
僕は迷わずこの1枚を選びました。
僕が仕事を辞めてレコード店で働くきっかけになったと言っても過言ではない1枚です。

ほんとは、レコードが入ったらレビューしようと思ったんですが、CDでも我慢できませんでした。
解説も和訳も入っているのでオススメです。
(レコードが入ったらもう一回書きます)
(スタッフ募集中です)
(ノザキ)


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