【本日のオススメ】 Heron / S.T. (1970)


Heron / S.T. (1970)

音楽に癒される人もいるかとは思いますが、自分にとって癒しの作品はこれ。

スタジオ録音では無機質な音になりやすく本来自分たちが求める音楽が録音できないということで野外での一発生ライヴ録音をした本作。

バンド編成もドラムとベースは無くて、アコースティックギター、エレピ、アコーディオン、ハーモニカなど、いたくシンプルでナチュラルな編成。
バンドというよりはフォーク・セッションといった佇まい。

そして優しい歌。優しいハーモニー。
そのピュアでアコースティックすぎる編成ゆえに偽りなく直接我々に感動的に伝わる「歌とメロディとハーモニーの素晴しさ」

雰囲気としては天気のいい春の公園に録音機を置いてポチっと録音したような。
あくまでも生録音なので曲が終わってセッティングしたり、曲準備で1分ぐらいバンド演奏の無い空間も録音されているのですが、
そこでも小鳥のさえずりはもちろん、ジェット機が飛んでいく音、木々が風になびく音、
そしてメンバーたちが笑いながら仲良さそうに話す会話さえも録音されていて、温もりに満ち溢れた至福な風景たちも録音されていること、
そこもこの作品を一味違った特別な作品であり続ける理由なのかもしれません。

それなりに70年代英国フォークを聴いたつもりですが、結局本作を越える作品に出会えておらず、かなり早い段階で出会ってしまったせいで むしろハードルがこれ基準になってしまった皮肉さえあります。

あと裏ジャケのセッション写真が最高なことも付け加えておきます。(kata)


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