【本日のオススメ】 峰厚介 / ダグリ (1973)
今回の和ジャズLP放出の中から個人的オススメなのを見つけたのでピックアップしてご紹介。
和ジャズ=TBM なイメージが定着しそうな中、それでも70年代に日本のジャズ・シーンでもまだまだ他にも素晴らしい作品がリリースされていました。
和製スピリチュアル・ジャズの名盤とされる本作「ダグリ」。
ダグリ、ダグリ。言いたくなってしまいますが。
このダグリ。とにかくパワーとテンションに圧倒される”狂気な作品”なのは間違いない。
凄い、というか凄まじい。
各プレイヤーが本気を出しすぎて俺が俺がとほどばしるエナジーがえっっぐいですね。
ほんと格闘技みたいなバトル・テイクの連続。
互角な腕相撲で全くお互い微動だとせず、こめかみと腕に血管がブチブチと浮き上がる感じ。
そしてどっちが勝つんや?と思わせる異様な緊張感。ヒリヒリとバクバクするやつ。
中でも怒涛なスピードとパワーで攻めてくる「Spin Drift」と「Thirsty」は
聴いているとなんかお口アングリしてしまいます。
レコードプレイヤーの前で自分が停止しちゃいますね。レコードくるくるしてるの見ちゃう感じ。
演奏後みなさん手から流血してるんじゃないですかね笑。と想像させるほど。
あと和製スピリチュアルと言われてて、たしかにパーカッションなど少々神々しく民族美はありますが、
どちらかといえばフリーに近い。
というか暴れすぎ。なのでそこまでスピってないような。
50年代の純モダン・ジャズ好きには明らかにトゥーマッチ過ぎてウルさすぎますが、
きっとロックからジャズを聴こうとしてる方にとっては、よく見るジャケのモダン・ジャズ定番から聴くよりも本作の情熱とアグレッシヴさを聴いた方が、直観的に「かっけー…。ジャズ…。やばいな…」と思ってくれんじゃなかろうか。あくまでも個人的解釈ですが。
今回はなんと2点入荷あり。
帯付きの高額オリジ(極美品!フォントかっこよ)と、ジャケにシミがあり少々特価な方をご用意。
内容の良さは値段に影響する、現実。
とにかく激しいジャズを聴きたい方、是非に。(kata)
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