【本日のオススメ】 Arthur Russel / The World OF Arthur Russell (2004)

アーサー・ラッセルという音楽家のダンスミュージック作家としての一面にスポットを当てた名コンピ。
ディスコ・ノット・ディスコ、ミュータント・ディスコ的な音が好きなら間違いなし。

多彩な音楽家ゆえなのか、紹介しようと店内でこの品を探したら「ノイズ&アヴァンギャルド」コーナーにありました。

そんなアーサーの、デヴィッド・マンキューソやラリー・レヴァン、フランソワ・ケヴォーキアン、ニッキー・シアーノetc.から愛されたであろう曲が収録されてます。
ARTHUR RUSSELL名義の13分超え”In The Light Of The Miracle”に LOOSE JOINTS名義の “Is It All Over My Face”などなど全曲素晴らしい。

これらの風変りなダンスミュージックの謎はティム・ローレンス著「アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険」を読むとちょっとだけ分かった気になれると言われております。(アーサー・ラッセル好きになったらこの本もオススメ)

幼少期クラシック音楽/チェロ奏者として学び、家出してたどり着いたサンフランシスコではサイケデリック・カルチャーとの出会い、アリ・アクバル・カーン音楽学校でインド古典音楽を学びミニマルミュージックに興味を抱き、そして辿り着いたニューヨークではフィリップ・グラス、ジョン・ケージ、アレン・ギンズバーク、ローリー・アンダーソンやデイヴィッド・バーン、そして何よりディスコ・カルチャーとそこに集う人々との出会い。

それまでの経験、出会いや別れの答えをディスコ・ミュージックの反復の中に見出した頃の曲が一堂に会するのがこのアルバム。
この出会いのおかげでニューヨークアンダーグラウンド・シーンで活躍した人々の音楽(例えばLove of Life Orchestraとか)を知ることができました。

わたしの耳を広げてくれた恩コンピ、オススメです。
そしてそしてアーサー・ラッセルは多彩な人なので他のコンピもぜひ試してみてほしい🙏(岩井)


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