【本日のおすすめ】 Two Door Cinema Club / Tourist History (2010)

【本日のおすすめ】
Two Door Cinema Club / Tourist History (2010)

ロックにおけるゼロ年代とは狂騒の時代であった、と思っています。
次第に速度を増し、音数多く詰め込まれていくバンドサウンド。

その流れの一つの総括と捉えているのがUKは北アイルランド出身のトゥー・ドア・シネマ・クラブです。

混沌としたニューレイヴよりもクリーンで、スーパーボールのように弾ける音楽。踊るための機能性に磨きをかけるべく敷かれた、明快なドラムのキック。Kitsuneレーベル所属というのがあまりに嵌り過ぎている。

サカナクションに、あるいはKANA-BOONを始めとるする、いわゆる”4つ打ち”サウンドの邦ロックに。その音楽性はあまりに大きなヒントを彼らに与えたのでした。

すごく流行ったし、(二重の意味で)ファストな印象を受けていたので当時は距離をとってました。やがて10年代に入り、スローかつメロウ、音数の少なさが主流となって、果たして時代の徒花となったか……と。

そう思っていたけれど、ふと今(だからこそ)触れると、穿った見方も吹き飛ぶほどにキラキラした魅力が詰まっていて。なんて鮮やかに響くのだろう。爽快でインディーのカラフルさもあって。

当時から15年を経て帯びたオルタナティブ性(私の中に限って)。埋もれてしまうにはもったいない。

(recommendation & text by A.K.)


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