【本日のオススメ】Matumbi / Point Of View (1979)
UKラヴァーズ・ロックのオリジネイターのほかにもさまざまな顔を持つデニス ・ボーヴェルが組んでいたレゲエバンド、マトゥンビの2ndアルバム。
トタン板に吊るされた一張羅、ルーディなアートワークがキマッてます🔥
A面がルーツ・レゲエ、B面はラヴァーズ・ロックという気の利いた構成も◎。
昔々TSUTAYAで借りた映画「餌食(監督 若松孝二、主演 内田裕也)」を観ていたら劇中でかかるマトゥンビの曲に痺れた。
挿入曲「Hook Deh」をバックに「俺はぶっ飛んだぜ、こいつらを初めて聴いたときはよお…」と話す裕也さん演じる海外帰りのロックミュージシャン、倉本忠也のセリフはセリフとは思えないリアルさが….。
レゲエも少しは聴いていて田舎育ちにしては色々知っているつもりになっていたけど、知っているレゲエとはかなり違った感触のレゲエ。
ザラついた音、たっぷりな音量のベース、密室感のあるそのサウンドはとてもミステリアスかつ洗練されていて、わたしの興味を引くには充分すぎる魅力を放っておりました。
その後もUKラヴァーズ・ロックにハマるとプロデューサーとしてのデニス・ボーヴェルのお世話になり、リントン・クウェシ・ジョンソンにハマればまたお世話になり、本人名義の作品やプロデューサーとして参加した南アフリカやブラジルのアーティストの作品のでもお世話になり…。
※今ではハワイアンのフィールドで活躍するサンディー&ザ・サンセッツのサンディーのバックでベースを弾きに来てくれた名古屋クラブクアトロでのライブも忘れられない。憧れの人と握手にハグ、最高か。
色々やっているデニス・ボーヴェルの作品の中でも地味っちゃあ地味なんですが、多分彼の仕事の中で一番多く聴いてきたアルバム。
ちなみに映画「餌食」で使われた曲は1stアルバムからの曲、こちらも傑作。そしてラヴァース・ロック度数が高いこの2ndも傑作。
ほんとにほんとに、もっともっと聴かれて欲しい作品、オススメです。(岩井)
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