【本日のオススメ】 Dane Dohohue / S.T. (1978)
Dane Dohohue / S.T. (1978)
このデイン・ドナヒューの78年作。私にとってはAORの金字塔的アルバムで測り知れない程思い入れのある1枚です。
まず最初にこのジャケット!古い映画のワンシーンを想起させるアートワーク。伏し目がちに煙草に火を付ける男(デイン)の後をコートをひる返し去っていく女。2人の間に何があったのか…気になりますよね。
内容的にも文句なし!よく指摘されるようにテレンス・ボイランの77年作にイメージがかなり被ります。デインの今作もテレンス同様、イーグルス+スティーリー・ダン÷2という公式が成り立ちますが、少しジャズ・フュージョンに寄ったエキサイティングな仕掛けも施されており◎。
ギター好きの私にとってはルカサー、グレイドン、ラリー・カールトンが揃い踏み。さらにとんでもないのがコーラス陣。イーグルスからドン・ヘンリー、ティモシーBシュミット。J.Dサウザーに我がアイドル ビル・チャンプリン。そしてスティーヴィー・ニックスなど、まさしくウェストコースト・サウンドの宝石箱!
グレン・フライが歌ってもハマリそうなカントリータッチのメロウナンバー②や、JDとスティーヴィー・ニックスが美しいコーラスワークを見せる④。ルカサー、グレイドンのツインギターでフュージョン・ライクな展開が圧巻の⑦など聴き所満載!
やはり何といっても白眉はオープナー①。ジャジーなイントロから哀愁を帯びたメロディに美しいハーモニーのコーラス。エンドではヴィクター・フェルドマンのヴィヴラフォンのソロが入り、ピアノのバッキングも盛り上がっていき…。クライマックスにラリー・カールトンの一撃必殺のギターソロ。ラリーのソロではスティーリー・ダンのキッド・シャールメインと同じ位好きなソロです。いやあ、いつ聴いても、そして何回聴いてもこの1曲は鳥肌モノ!
初めて聴いて以来ハマリ続け、底無しの魔境に陥っている私にとっては無人島行き確定の1枚!ちなみに昨年デインはなんと46年振りのアルバムを発表。コチラも要チェックです。(GUSSAN)
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