【本日のおすすめ】 Sanford & Townsend / Duo Glide (1977)

Sanford & Townsend / Duo Glide (1977)

　2-Man-Unitというスタイルは私の大好物。古くはロギンス＆メッシーナ、ホール＆オーツ。そしてルブラン＆カー、アレッシー、イングランド・ダン＆ジョン・フォード・コーリーなど挙げればキリなし。
中でもこのサンフォード＆タウンゼンドの77年作は洗練さと泥臭さがいいバランスで同居し、お気に入りの1枚です。

　2人はケニー・ロギンスやマイケル・マクドナルドとのつながりが強く、特にエド・サンフォードはマイケル・マクドナルドとのコラボレーションでの名曲”アイ・キープ・フォゲッティン”でも有名。

　今作はTotoからジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイト、デヴィッド・ペイチがリトル・フィート絡みでフレッド・タケット、ビル・ペインが参加。またギターでは、スティーヴ・クロッパー(合掌…)もクレジットされています。

　高揚感溢れるノリのよいオープナー①、ブルージーで間奏ではオーティス・ヘイルの渋みの効いたギターソロがいい感じの③がウェルメイド。また元々南部出身の二人だけにサザンソウルの風も感じられる⑦もナイス。

　個人的には2人のヴォーカルが絡み合いながらサビへと盛り上がっていくドラマティックなバラード②がイチ押し。晩夏に夏の思い出に浸かりながらメランコリックな気分で聴くと最高！
77年というライト＆メロウ、AOR黎明期を彩った名盤です。(GUSSAN)