【本日のおすすめ】 Roger Voudouris / Radio dream (1979)

Roger Voudouris / Radio dream (1979)

　私の大好きなロジャー・ヴォードリスのセカンドアルバムの御紹介です。
デビュー作ではややハードなサウンドで彼のギターが弾けていますが、3作目ではチャーリー・カレロのプロデュースで、一気にソフィスティケートされ都会的でシャレた作りに。その中間の今作はサウンド的にも程よく洗練され、それでいてロッカーとしての彼も楽しめるイイトコドリの1枚。

　前作同様プロデュースはマイケル・オマーティアンで、作曲面でも貢献が光ります。
やはりそのオマーティアンとロジャーでの共作でもあり、全米21位まで上昇したヒットナンバーでもあるオープナー①は定番。
ロジャー自身のリード・ギターに導かれ、溌刺としたロック・ナンバー②や、タイトル通りダンサブルでハネたリズムが魅力の⑦も好ナンバーで爽やかなウェストコーストの風が感じられます。
イチ押しはタイトル・トラック⑤のミディアムなバラードで、マイケル・ブレッカーの美しいソプラノ・サックスもバッチリ決っています。

　それ故48才という若さでこの世を去ったことが本当に残念です。このアルバムを聴く度にセンチメンタルな気持ちになり、今は亡きロジャーが偲ばれます。RIP!(GUSSAN)

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