【本日のオススメ】 Boz Scaggs / Down Two Then Left (1977)


Boz Scaggs / Down Two Then Left (1977)

 76年の”シルク・ディグリーズ”、77年の今作、そして80年の”ミドルマン”がいわゆるボズの”AOR3部作”ですが、三者三様でそれぞれ名作なのは間違いないところ。中間のこの”ダウン・トゥ・ゼン・レフト”は中でも最もR&B色が濃厚で、プロデューサーとし一気に名を上げたマイケル・オマーティアンにとっての出世作でもあります。

 重厚でバネのあるリズムセクションに真向勝負を挑むかのような力強いボズのヴォーカルが印象的な②。レイ・パーカーJR.とジェイ・グレイドンがリズムギターを担当し、若冠19才のルカサーが構成力豊かなソロを披露する明るめのバラード③。ジェイのクールなフレイジング満載のソロが聴ける⑦。そしてタイトでアグレッシヴに攻めるファンキーなロックでここでもルカサーが大活躍の⑧などギターパートが素晴らしいの一言。

そんな中、夜のきらびやかなネオンが似合うミディアムナンバーでボズが見事なファルセットを披露する⑥がキラーカット。

 聴けば聴くほど味わい深さが増す名作ですが、個人的に”2ブロック先を左に”というタイトルは一体何を意味するのか非常に興味があります。(GUSSAN)


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