【本日のオススメ】 Ambrosia / Life Beyond L.A. (1978)
Ambrosia / Life Beyond L.A. (1978)
本日のオススメはアンブロージアの3作目”遥かなるロスの灯”です。
このバンド “ビゲストパートオブミー” のイメージが強く、AORというジャンルにカテゴライズされると思います。
実際以前御紹介の元メンバー、デヴィッド・パックのソロ作はAOR名盤として人気が高い1枚です。
とはいえイーグルス、ドゥービーブラザーズ、オーリアンなど同時期のバンドとは、プログレ的要素が濃厚ということで一線を画す存在でもあります。
パックは、まだジャズの素養も高く、トムスコットやデヴィッド・ベノワといったジャズ・フュージョンのアーティストのアルバムに参加し、美声を披露しています。
今回の3作目もオープナー①はかなり練られたハードプログレサウンドが印象的。複雑なコート進行でアグレッシヴなナンバー。
②③はメドレー形式で、メロウ~ジャジーな展開となり、③では何とジョーサンプルがジャジーなピアノソロを披露。
ちなみに③④はパックではなく後にブルースホーンズビー&レインジに参加のジョー・プエルタがリードヴォーカルです。
④は個人的にお気に入りで、ファンキーでもありながらメロウネスも味わえる1曲。パックのギターソロもジョーサンプルのバッキングを従え、よく歌っています。
⑤は説明不要の名バラード、やはり哀愁漂うマイナーナンバーでのパックのヴォーカルはグッと来ます。
⑨も凝ったプログレ的アレンジが目を引きます。こちらはパック、プエルタとドラマー、バーリードラモンドの共作です。
デビューアルバム、2作目とプログレ的味付けが濃厚だったものの、この3作目からプログレ的要素は残しつつ、スティリーダンを想起される展開もあったりシティソウル的な洗練度がグッと増しています。
彼らの幅広い音楽的バックグラウンドが垣間見れる作品です。(山口)
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