【本日のオススメ】 Michael Ruff / Once In A Lifetime (1984)

本日のオススメはAOR低迷期に生まれた名盤 マイケル・ラフのシティ・ウォーキンです。
リアルタイム派の方で、この1枚に思い入れのある方は少なくないと思います。
80年代半ばにニューウェーヴや産業ロックに飲み込まれ、勢いを失っていたAOR。
そんな状況で、以前紹介したデヴィッド・パックの”エニウェア・ユー・ゴー”とともにコアなAORファンの一筋の光となったのが今作です。

名プロデューサー、トミー・リピューマの指揮とそれに呼応して集まった一流スタジオ・ミュージシャンが、ピュアで透明感のあるヴォーカルを持つラフをサポートしています。
元々美しく張りのあるヴォーカルで、リード,バックグラウンド問わず数多くのアーティストに貢献してきただけあり、彼の表情豊かなヴォーカルワークが冴えわ渡る1枚です。

 エレピのイントロから軽快に弾むビートに乗って滑らかなヴォーカルが堪能できるオープナー①。極上のメロディを持つセンティメンタルなラヴソング③、
そしてディーン・パークスの職人的なギターソロが冴える④に加え、他界したフュージョン界の巨匠、デヴィッド・サンボーンが泣きのアルトサックスソロが味わい深い⑥など好曲揃い。
アルバムトータルの完成度が高い捨て曲なしの名作です。
 その中でもキラーカットは名バラードの⑨。じっくり歌い上げるスロウバラードで彼の一世一代の代表曲。
数回リメイクがなされており、日本はもちろんAORが市民権を得ている北欧でも人気の1曲。

ラリー・ジョン・マクナリーやアヴェレイジ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュアート、ブレンダ・ラッセルなど豪華なコーラス陣も魅力。
AORファン以外の方にも聴いていただきたい1枚です。(山口)


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