【本日のオススメ】 Sneaker / S.T. (1981)



 スティーリー・ダンに影響を受けたフォロワーとしては、ファークライ,アイトゥアイなどのユニットが挙げられますが、今回御紹介のマイケル・キャリー・シュナイダーをリーダーとする6人組バンド、スニーカーもその1つです。
 そのデビューアルバムは、スティーリー・ダンの元メンバーでもあり卓越したギターテクニックを持つジェフ・バクスターのプロデュース。さらにバンド名もダンの名アルバム”うそつきケイティ”に収録されたバッド・スニーカーに由来しています。

 とはいえ、スティーリー・ダン程複雑なコード進行ではなく爽やかな西海岸の風を感じられるAORの名作です。
 バンドには2人のギタリスト、ミッチ・クレインとティム・トランスがおり、その2人のシャープなギターワークが楽しめるオープナー①、間奏の美しいサックスソロが味わい深いキャッチーなミディアム③、デヴィッド・フォスターがクラヴィネットで参加し、そのフォスターの妹を題材にした④など佳曲揃いの名作です。
 私のオススメは、やはりアルバムジャケットの様な初冬の朝に窓から差し込む木漏れ日のような優しいバラードの②、そして切迫感のあるメロディでスリリングに迫るアップテンポ・ナンバー⑥。
 AOR系作品といえばイメージは初夏ですが、こちらの作品はカラッとした冬晴れにもよく似合う1枚。

 ギターと鍵盤がそれぞれ2枚で、かなり厚めのサウンドメイキングに加え、美しいコーラスワークも必聴です。2作目はややサーフロック調の曲があったり楽曲的にバラツキがあり、こちらをフェイヴァリットに挙げる方も多いと思いますが、AOR最盛期の81年の今作が最高!未聴という方はぜひチェックを!(山口)


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