【本日のオススメ】 Player / S.T. (1977)
何より詩がgood!不甲斐ない男の失恋ソングではあるものの
“夜な夜な街へ繰り出し、君のを忘れるためなら何でもやった。(中略) 君を忘れようとするのは時間の無駄だった”
そう歌われる歌詩は男なら共感できますよね。
そんなわけでこの女人禁制とも言える歌詞が魅力のベイビー・カムバックで有名なプレイヤーの御紹介です。
元々はリバプール出身のピーター・ベケットとJCクロウリーとロン・モスが核となった英米混合バンド。
サウンド的にスティーリーダン・フォロワーとして見なされることも少なくないですが、後期ドゥービーっぽかったり、はたまたホール&オーツのようでもあり、そしてパブロ・クルーズのようなサーフロックが想起されることもある多様なサウンドメイキングが魅力のグループ。
イーグルスばりの爽やかなコーラスワークも捨て難く私の大好きなバンドでもあります。
前途のベイビー・カムバックはピーターとJCクロウリーが彼女と別れた時の感情をストレートに表したという名曲②。3週連続で全米1位をキープしたこともあり、この曲のみ”一発屋”というイメージがあるかもしれませんが、スターター①ではスティーリーダンチックな音楽性を見せつつ④では爽快なコーラスが魅力の大人ロックを展開。
⑨では一転、骨太でワイルドな一面が垣間見れる豪快なロックチューンでグッと引き付けておいて、エンドの⑩ではカラパナなセシリオ&カポノの様なハワイアンの風も感じられるようなミディアムバラードでうっとりさせてくれるなど好曲目白押しの1枚。
メインヴォーカルはピーターベケットが多いですが⑩では透明感のある廃トーンが魅力のロンモスがリードヴォーカルです。95年にはベケット&モスの2人の2-man-unitで復活していますが、そのエレクトリックシャドウもAORの名盤です。ぜひチェックしてみて下さい。(山口)
※2in1ですので①~⑩までが今回の御紹介の作品です
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