【店員の一口メモ】 CDのECMコーナーが最近充実している件について。
【店員の一口メモ】
CDのECMコーナーが最近充実している件について。
”静寂の次に美しい音”
レーベル創設者であるマンフレッド・アイヒャーの美学。サウンドに、ジャケットに徹底されたそれは、時代も国籍も超えて音楽好きを惹き続けています。
自分もECMを初めて知ったときは心酔したなあ。
聖域性といのでしょうか。
思わず息をひそめる透徹さ。
静けさの中に張りつめるもの。
律することで現れる、不可侵と思えてくる峻烈さも感得して。
そんなECMのCD。店内在庫をざっと数えたら70枚以上。
最近気づいたのですが、充実しています。
ラルフ・タウナー、ジョン・アバークロンビー、スティーヴ・キューンといったレーベルを代表する面子。
ダラー・ブランドの「アフリカン・ピアノ」やガルバレク+ヂスモンチ+ヘイデン「マジコ」、コンテンポラリー・タンゴのディノ・サルーシといったワールドの語彙を含む作品もあり。
そしてクラシック・サイドであるECM NEW SERIES。
メレディス・モンク、アンドラーシュ・シフ、ヒリヤード・アンサンブル……。
ジャズだけじゃない、これらもまたECM。
ちなみにクラシックエリアの面出し一列をECM NEW SERIESで彩り中です。
(でもコーナーの場所はジャズエリアの左側にあるのでご注意を。)
ジャズが好きな人。
クラシックが好きな人。
プログレが好きな人。
アンビエントやニューエイジが好きな人。
クラブミュージックが好きな人。
そしてメタルが好きな人(意外かもですが、ここが結構重なっている気がします)。
多分、道は繋がっているはず。ここに横たわる静謐のフォーミュラをなぞってみて下さい。