レコード処分より“買取”でお得に現金化!捨てる前にご相談ください
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ネットオークションやフリマアプリで処分する際の注意点
ネットオークションやフリマアプリは、今や消費者にとって欠かせないライフラインとなっています。販売を経験したことのあるユーザーも少数派ではなくなってきました。
経済産業省の調べによると、個人間EC(CtoC-EC)の推定市場規模は、2024年時点で2兆5,269億円。
個人で出品・販売し利益を得ることが難しくない時代です。
本章では、ヤフオクやメルカリを使ってレコード処分を検討中の方に向けて注意点を解説していきます。
高値がつく可能性と出品・梱包の手間を比較する
メリット:高額で売却できる可能性
個人で販売する場合、売上が100%自分に入るため、レコード店の買取額よりも高く売却できる可能性があります。
また、オークションを利用した場合、競りによって想定よりも金額が上がる可能性があります。
このように、個人で販売すると高額での売却が見込めるのが大きなメリットとなります。
デメリット:販売コスト
高額売却できる可能性がある一方、出品に際して手間や労力がかかるのはデメリットと言えるでしょう。
以下に各工程での作業をまとめます。
オークションサイト、フリマアプリ登録
利用するオークションサイトやフリマアプリに登録が必要です。怪しい出品者と思われないよう、プロフィールの説明欄や写真など、設定すべき項目を全て丁寧に登録する必要があります。
クリーニング~価格設定
レコード盤の埃など、出品する前になるべく綺麗にクリーニングしておきましょう。
状態をしっかりとチェックしておくことで、販売後の返品やクレームのリスクを軽減します。
状態以外にも、国内盤/輸入盤、リリース年等、価格設定する上での必要な情報をくまなく確認し、中古相場を調査、適正と思われる価格を設定します。
出品作業
商品の説明を入力したり、写真を撮影する作業です。
レコードの魅力が伝わるように、文章や写真にはある程度のクオリティが必要です。
説明文が数行しかなかったり、写真が1枚しか登録されていなかったりすると、せっかく良い商品を販売していてもなかなか売れないでしょう。
梱包~発送
商品が売れたら、次は発送作業です。丁寧に梱包しなければクレームにつながる可能性があります。
配送業者へ持ち込んだり、集荷を依頼する手間もかかります。
在庫管理
いざ売れたときに商品を探す手間がかかったり、最悪の場合紛失してしまう可能性があるため、ご自宅でもすぐに取り出せるよう丁寧に保管・管理しましょう。
また、レコードは保管状態が悪いと反って歪んでしまい、針飛びの原因となるので、レコード専用棚に垂直に保管する必要があります。
落札手数料や送料など隠れたコストに注意する
個人で販売する場合、様々な金銭的コストが発生します。
コスト | 概算費用 |
梱包用ダンボール | 単価100円前後 |
緩衝材(プチプチ) | 幅330㎜ 1m/80円前後 |
販売手数料 |
ヤフオク:落札価格の10% |
送料 | 1,000円前後 |
販売価格を設定する際には、これらのコストも必ず考慮しなければ、せっかく商品が売れても利益につながりません。
フリマサイトによっても手数料に違いがあるため、自分が販売する商品や量によって、適切なサービスを選択しましょう。
レコード知識がないと適正な価格をつけにくいデメリット
適正価格の見極め
同じレコードが過去いくらで売れていたか、インターネットで検索すれば多くの実績が出てくるでしょう。
しかし、日々変動する中古相場の中で、現在の適正価格を見極めるのは、音楽やレコードの知識があっても難しいです。
状態の見極め
ジャケットやレコード盤の傷、帯の有無などによって中古レコードの価格は大きく変わります。
また、同じタイトルでもオリジナル盤か、再発盤かによって大きく価格が変わるため、その見極めも必要です。
オリジナル盤に限りなく近いデザインで発売された再発盤も少なくなく、見分けるのは至難の業です。
お客様は相場を把握している
レコードを探すお客様は、自分の欲しいレコード情報をネットで調べ、他のショップと比較検討しています。
必死に探している1枚のレコードにフォーカスすれば、お客様の方が相場状況に詳しいとも言えるでしょう。
少しでも高かったり、状態の見極めが甘いと売れ残ってしまう可能性があります。
以上のように、レコードを自ら販売するには深い知識が必要となります。
リサイクルショップや不用品回収業者での処分について
レコード以外にも処分したいモノがある場合、リサイクルショップや不用品回収業者にまとめて依頼するという方法もあります。
まとめて引き取ってもらえるというメリットはありますが、高く売れるはずのレコードが非常に安く買い取られてしまうリスクがあります。
リサイクルショップと不用品回収業者、それぞれのケースを解説していきます。
リサイクルショップは査定額が低くなる傾向がある
リサイクルショップは、レコード専門店と比較して買取査定額が低くなる傾向があります。
それには、大きく二つの理由があります。
レコード専門知識を有するスタッフの不在
衣料品やゲーム、本、おもちゃなど、オールジャンルで買取可能なリサイクルショップは、不用品をまとめて売りたい時にはとても便利です。
ただ、前述したように、レコードの中古相場を見極めるには専門的な知識が必要となります。
リサイクルショップの中で、レコードの品数は衣料品などに比べ非常に少なく、メインの商材では無いため、レコードの専門知識を有するスタッフが在籍していない場合が多く、安い価格を提示される可能性があります。
レコードの販売経路を持っていない
リサイクルショップでは多ジャンルの商品を扱っており、来店されるお客様が求める商品も人それぞれです。
その中で、レコードを求めて来店される方は少ないため、たとえ良いレコードが入荷したとしても、販売機会がなく売れ残るケースがあります。
そのため、適正価格を把握していたとしても、売れ残るリスクを加味し、高く査定できない可能性があるのです。
この2点の理由から、リサイクルショップでは査定金額が低くなってしまうケースがあります。
中古レコード店の場合は、レコードについて深い知識を持っているのはもちろん、レコードの購買意欲の高いお客様が来店されるため、高く買取することが可能なのです。
不用品回収業者は一括処分が便利だが費用が高い
不用品回収業者の場合、買取サービスとは異なり回収費用として料金が発生します。
大型の家具、家電などもまとめて引き取ってもらえるため、引っ越しなど、家のなかを丸ごと整理する必要がある場合にはとても便利ですが、そうでない場合、せっかく高く売却できるレコードもそのまま回収されてしまいます。
悪質な業者に依頼するとトラブルになる可能性もある
不用品回収業者の中には、法外な料金を請求する悪徳業者もあるようです。
後から気付き返金を要求しても、応じてくれなかったり、連絡が付かないというトラブルの事例もあります。
不用品回収業者を選択するときは、口コミなどをチェックし、慎重に選択しましょう。
お住まいの自治体のホームページに、不用品回収に関する情報が掲載されています。
こちらを確認することで、安心して業者を選択することが可能です。
例)名古屋市ホームページの悪徳不用品回収業者に関する注意喚起ページ
名古屋市│市の許可のない回収業者には粗大ごみなどの処分を頼まないで(不用品回収業者に注意!)
安心できる業者を選ぶためのチェックポイント
インターネットで不用品回収業者を調べる場合、以下に記載しているチェックポイントは必ず確認しましょう。
また、チラシ広告で、「無料で回収します」と記載がある業者にそのまま連絡すると、回収当日、現場で料金を請求してくるケースがあるので注意が必要です。
依頼する際には、メールや電話などで必ず明朗な見積を出してもらうようにしましょう。
【業者選定チェックポイント】
- 行政から許可を得ているか
- 会社の所在地や、固定電話が明記されているか
- 料金体系は明朗か・事前に見積を出してくれるか
- 口コミで悪い評判がないか