レコードの正しい保管方法をお伝えします! 保管場所や手入れもポイント

レコードの正しい保管方法をお伝えします

こんにちは、はじめまして、ミュージックファーストのOです。
ちょっと気になった出来事がありコラムで書いてみようとおもいました。
実はこないだひさびさに聴きたくなったレコードがあり、いざ取り出してみるとカビていることに気づきました。自分のレコードは大丈夫だと思っていたのに。どうやら管理が甘かったようです。ショック。
もしかしたら間違っていたのかも?他にもっといい保管方法があるのかも?と思い、周りの友人やスタッフに聞いてみて調べ直した結果 色々新しく分かったこともありました。

保管方法によっては盤自体に影響がでてきて、シミやキズや埃の影響で音が悪くなる、もしくは針飛びしてしまったり反ってしまって聴けなくなることもありえるのがレコード。ダメにしないように大切に扱わなくてわいけないのがレコード。
最近レコード・コレクションを始められた方も意外に知らないかもしれないレコードの管理方法。

とうわけで、今回のコラムは「レコードの正しい保管方法について」書こうと思います。

もちろん答えは十人十色、ここでの管理方法は正解ではないかもしれません。なのであなたに合った方法で管理方法のプチ改善を。
こちらを読んでいただいて少しの改善に活かせていただければ幸いです。

※持論や所説も含まれているのでご了承の上お読みください。あと他にも良い方法があれば教えてください。

 

レコードの保管が難しいと言われる理由

レコードの素材がデリケート

ではそのデリケートなレコードをどのように持ってどのように扱うかをおさらい。
まず溝部分(針が通る盤部分)を必ず直接触らない。なぜなら指紋ひとつで音に影響が出てくる可能性があるからです。
その指紋を放っておくとじわりじわりと溝にしみこみ垢となり、影響が出て針が通るたびにバチっとスクラッチ・ノイズが入ってしまうことになるのかも。レコードはデリケートなので持ち方ひとつにも注意が必要です。丁寧に丁寧に。もちろん溝に触ってしまったら拭いたほうがいいですよね。
市販でレコード専用のクリーナーも販売しているので常設用に買っておくのがベストです。

ちなみに持ち方のコツとしては親指でおさえるか親指と人差し指の間のくぼみに盤の縁を当てて固定し、中指などの2-3本の指でラベルに添えるのが安定しやすいと思います。そうすることで溝に指が当たらないと思いますよ。

紙のジャケットが傷つきやすい

ジャケットが紙製のこともあり直接出し入れしているともちろん盤が擦れてしまいます。
それを防ぐために必要なのが内袋という存在です。
日本のレコードによく入っている薄い透明な内袋。形がUの字になっている袋です。
最近リリースされた新品レコードには内袋付きが多い気がします。とゆうかほとんど入っていると思います。

文化の違いですが古い海外の輸入盤は逆に透明な内袋が入っていない商品も多いです。そこに費用をかけなかったのか全く気にしない人が多かった文化なのか、理由は色々あるようです。
ちなみに日本は気にする人が多いと判断したのか早い段階から内袋が入っているようですね。かといって必ずではないので購入してもし入ってなかったら別途購入することをオススメします。

あと外袋も付けたほうがいいです。なぜならジャケットは紙製なので直接出し入れすると隣接するレコード同士で摩擦によるスレで傷んできてしまいます。
しかも帯とかついてたらビリっと破れてしましまうかも。泣けちゃいますよね。

つまり 外も中も直接は厳禁 ということです。可能であれば外も中も袋を付けて傷まないように綺麗に管理してあげましょう。

ちなみにクリーナーや袋関係の備品は販売しているレコード屋もあるので一度お問い合わせを。(当店は袋関係の備品のみ販売しております)

熱や湿気に影響されやすい

レコードの素材は英語で VINYL と書くように 塩化ビニール でできています。割れにくいかわりに熱に弱く変形しやすいのが特徴で、熱を長時間あてるとグニャっと柔らかくなり形が変わってしまうわけです。もしくは形は変わらないけど日焼けで盤が白く曇ってしまいノイズが入る盤になる場合もあります。ですので 長時間日光が当たる場所は厳禁 となります。

そして暑さだけではありません。レコードは湿気にも弱いです。
湿気大国日本。普通に保管していても何年も放っておくと自分の時みたいに盤にカビが入ってきます。もちろんそのカビ部分も拭き取れば消えるレベルもあれば、なかなか消えないレベルだとノイズが入ってしまい、ああ後悔。
できるだけ定期的にレコードを取り出して空気にあて掃除してあげる。忘れがちですが、あまり聴かなくなってラックにしまいっぱなしのレコードも1年に一回は再度クリーニングしたほうがよいでしょう。あと湿気取りを置くのもありですよね。


レコードの適切な保管方法

まずは保管前にクリーニング

購入したレコードを聴くと思うのですが 聴き終えた後 そこで注意が必要。
頻繁に聴くレコードであればまだしも「これはどうぶん聴かないよな」と判断して自分のラックへ戻す場合。
この場合はまず拭き掃除やクリーニングをしてから仕舞うようにしましょう。
そうしないと埃や指紋などが日を追うごとに染みこんでいき盤の溝に汚れとして蓄積し音に影響が出てきてしまいます。

あとクリーニングで注意が必要なのは ちゃんと乾かしてからしまう ですね。
市販のクリーニング液で拭いた後に乾拭きもせず半渇きのままジャケットにしまってしまうと水たまりのようにその部分だけシミになってしまいノイズ箇所になることもありますよ。

当店でも商品化の際に必ず汚れは拭き取りますし、かなり汚れたレコードに関しては超音波洗浄機で洗って品出ししています。
参考までに動画もどうぞ

静電気を防止する

ちなみにレコードは針で盤の溝から音の信号を拾って出力することで音が鳴っているのですが、静電気が発生していると一緒に拾うこともあります。そうなるとパチッとしたノイズが入る場合があるのです。なので静電気も可能な限り取ることをオススメします。

そもそも塩化ビニールという素材は静電気を帯びやすい素材らしく、つまり自然にホコリを吸い取ってしまうのがレコードなのです。
静電気を放っておく=音にノイズが入るかも
静電気を放っておく=ホコリがたまる
という図式になるので静電気除去がホコリ取りに繋がるわけです。

静電気除去用のスプレーやブラシも販売しているので1本くらいは持っておくのもいいでしょう。

高温多湿を避ける

上記でも説明したように高温かつ多湿の場所はレコードが柔らかく変形したり反ったりするのでやめましょう。
ジャケットも紙製なので湿気を吸ってシミになりやすい素材なので同様です。
まずは直射日光の当たる場所は避けて頂いて、かといってできるだけ奥へ奥へとしまうのは湿気がたまりやすくなるのでやめましょう。

あと冬とかに暖房器具が近くにあるのも危ないですね。
まずはレコード・ラックの周りを改めて見てみましょう。実は窓からの日差しが夕方に直撃してる場所だったりする盲点もありますよ。

カバーに入れてホコリを防ぐ

ホコリも塵も積もればアカ(垢)となります。しっかり盤を拭いてホコリを取った後、円型の内袋を入れるなり、もし可能であれば外袋も付けたほうがよいです。
外袋を付けることで隣接したレコード同士での擦れや摩擦によるジャケットのダメージをなくすことが出来ます。

あと外袋ですが大きく2仕様ありまして、のり付き(包める袋)と のり無し(取り出し口が開いたままの袋)があります。
のり付きはホコリが入りづらいが袋を毎回開ける必要がある、のり無しはレコードが出し入れしやすいがホコリが入りやすい。
今回のテーマでは のり付きをオススメしたいところですが、自分はのり無しを使っています 笑 。のり付きとのり無しも併用している人もいるみたいだし、両方使うのもいいかもな~。

垂直に立てて保管

ここが個人の性格が出てきて気にしない方も多いですが、必ず垂直に立てて詰めるようにしましょう。レコードは鉄でも木でもなくビニールなので重さに弱いです。
何ヶ月も何年も斜めの状態で置いておくとジワリジワリと反ってくるのがレコードです
もし枚数が少なくてラックに隙間があるのなら何か物を置いて詰めるなりブックエンドで詰めるなりしましょう。

やりがちなのはラックからはみ出てしまい山のように重ねて積み上げる、ですね。
実はこれも重力で盤が傷み 音が歪んでしまうケースがあります。重ねることで湿気や結露でジャケットや中の歌詞ライナーがシミてくることもありますよ。

※ちなみに当店ではできるだけ反りを自店の反り直し機で直してから出してます。ビフォーアフター動画を別のコラムに載せましたので興味があれば見てみてください。こちらをクリック


あと特にお気に入りのレコードや高額盤は「ダイカットスリーブ」という厚紙のスリーヴに盤を入れて、ジャケットと盤を分けて保管するのもオススメです。

おすすめのレコード保管場所

空調の効いた室内

高温多湿を避けるため倉庫やプレハブなどの野外は絶対にやめましょう。あとクローゼットの中とか。
環境温度は25度ぐらいが目安との意見もあるので、もし可能であれば出来るだけ冷房や暖房を頻繁に使ったり極度に熱くしたり寒くしたりする部屋もやめたほうがいいかもです。

なぜなら レコードの大敵であるカビは結露によって起こる ので 急激に部屋を寒くしたり暖かくしたりの落差で結露が発生してしまうとアウトです。すなわちいきなりの温度調節ではなく窓での空調換気がベストなのです。
つまり 温度変化の少ない場所が最適の保管場所 だと思います。

自宅に良い場所が無い場合はトランクルーム

もしどうしても保管場所に困ったらトランクルームを借りる、という手もあります。
最近は裕福な方だけではなく趣味の置き部屋としてレンタルされてる方も増えてきたトランクルーム。料金やコースによっては空調設備をしっかりした場所もあるようなので安心ですね。


まとめ

といった感じで所説もあると思いますがまとめてみました。
みなさんも大きなお世話かも知れませんが 笑、 今一度レコードの管理を見直されてみてはいかかでしょうか。後悔後に立たず。自分のように大好きな名盤がダメにならないように大切に扱いましょう。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。