【本日のおすすめ】木村恵子 / カフェ1984 (1989)

展開中の「Re:シティポップ特集」よりセレクト。

シティポップ金字塔の「STYLE」、近年再評価高い「AMBIVA」といった、ライトメロウ文脈の人気作を80年代後半に残す木村恵子。本作はそれらに続く89年発表の3rdです。

ユーミン的な低い声の持ち主である彼女。オープナーこそスタイル・カウンシルを連想させる曲調ですが、今作では自分の声質を活かすべくか、自作の落ち着いたバラードや歌謡、オールディーズ風味のナンバーがほとんど。
とはいえ、佐橋佳幸のプラスチックの下敷きをたわませるようなスムースジャジンなアレンジがlate80’s特有の軽い感じに仕上げており、ライトメロウ度が一定以上キープされている印象です。


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